こんにちはかなみです。
あなたは死にたい気持ちを持っていますか？
私はここ２，３年持ち続けているかもしれません。
大学に入学し、勉強についていけず友達もいないまま、大学生活がつづきまして、3年生の臨地実習が迫ってくるとともに、メンタルが急激に悪化していきました。
このとき希死念慮（死にたい気持ち）も初めて体験しました。
精神科に通い始め、少しづつ体調がよくなってきました。
でもなぜか、
死にたい気持ちがなくなってきている自分に気づき、少し焦ったのを覚えています。
なぜ死にたいという気持ちが薄れると焦ってしまうのか。。。
今回はこの問いについて述べていこうと思います。
死にたい人どのくらいいるのか
厚生労働省 平成28年度自殺対策に関する意識調査
全国20歳以上の日本国籍を持つ人3000人に調査（そのうち有効回収数は2000人程度）
2000人のうち63％が「自殺したいと思ったことがない。」
23.6％が「自殺したいと思ったことがある」
13.4％が（無回答）
実際、女性より男性のほうが自殺率が高いが、「自殺したいと思ったことがある割合は」女性のほうが高くなっている。令和２年中における自殺の概況「第1章(P.3)」
今までに「自殺したいと思ったことがある」と答えた者（477 人）に，最近１年以内に自殺した
いと思ったことがあるか聞いたところ，「はい」と答えた者の割合は 18.9％，「いいえ」と答え
た者の割合は 80.1％となっている。 (調査結果概要P.41)
年齢別に見ると，20 歳代で「はい」と答えた者の割合が高くなっているます。（調査結果概要P.44)
やはり、若者の自殺について考える必要がありますね。
23.6％が死にたいと思ったことがあるという現状を知って、何とも言えない気持ちになりました。
実行に移したいと思っている人は若者が多いようです。自分も死にたい側の人間なのになんでかね、悲しくなってきます。
後ろ向きの死にたいと前向きの死にたい（後ろ向きの死にたい）
大学生の時、死にたい気持ちでがあり、苦しい思いをしながら精神科に通っていました。
いつ、死にたいなんて思わなくなるんだろう。と、死にたい気持ちがなくなることをゴール（完治）だと思って頑張って通院していました。
でも一向に治らない。抑うつ状態のまま大学にも頑張って行き、臨地実習も無事終え、冬休みを迎えました。休みはゆっくり休めたと思います。
休みが明けた時は絶望的でした。
私は学校というのがネックだったようです。（9割弱）
学校に行くくらいなら死にたいなと思っていました。でも、奨学金も借りているし、親に少し学費出してもらったし、とりあえず卒業しなければなりませんでした。
この時の私は、後ろ向きの死にたいでいっぱいでした。
後ろ向きの死にたいと前向きの死にたい（前向きの死にたい）
ある日、後ろ向きの死にたいに支配されていた私の中に、別の感覚が芽生えました。
「なぜ、死にたいって思っちゃいけないの？」
死について良くないと思っている人が実際に多いのは確かだし、自分もそれが常識みたいに思い込んでいました。
別に思うのは自分の自由なはず。死にたいって誰かに言ってしまうと、その言葉の威力は強すぎるから相手もどうしたらよいか困らせてしまうかもしれない。
だから、私は誰にも言えてません。（この場でのみ言うことができています。ありがとう。）
でも、先ほど言ったように思うのは自由なのです。
私は死にたいを前向きに考えるようになりました。
死にたいから、死ぬ前に高級チョコレートを食べてみよう。
死にたいから、死ぬ前に親孝行しておこう。
死にたいから、こうやって自分の考え・気持ちを残しておこう。
こう考えるだけで、自殺衝動のようなものはかなり抑えられています。
後ろ向きの死にたい気持ちの時は、お腹を切ることばかり想像していましたし、頭痛薬を毎日1日量以上飲んで、じりじりと死なせる行為もしていました。（こんなことしても死なないのにね）
安楽死が心のお守りに
ABEMATVで、難病の20代の方が安楽死が心のお守りになっているといっていました。
いつでも死ねるという権利が心のよりどころになる。死ぬまでの人生をより良くするために。。。
【YouTubeコメント欄にて】
山田さん「安楽死が許可されて、その気になればいつでもこの苦痛から解放されるという
気持ちを持ちながら10年生きるのと、いつまで苦痛に耐えなければいけないかわからない気持ちを持って10年生きるのとでは意味が全然違う。」（1245いいね👍）
【安楽死】難病の20代女性が望むワケ「心のお守りになっている」世界で少しずつ容認される“死を選ぶ権利“日本も合法化すべき？制度の課題とは？【EXIT】
死ぬ選択肢があるだけで安心する。納得！と思いました。
死にたいほど追い込まれている人にとっては、死ぬことしかこの苦しみから逃れられないと思っているから、その死ぬ選択肢まで失くしてしまうと、あとがありません。
最終的に死を選ぶわけですから。その最終手段がない＝暗い洞窟に閉じ込められたようなもの。
なにか行動しようとする意志すら抑え込むと人間は抜け殻状態になると思います。
死に支配されていた私ですが、今の私は死を支配（コントロール）していると思っています。
最後に
私みたいに明らかな理由があって死にたい人もいるけど、死にたい理由がわからなかったり、漠然と死にたいと思っている人もいるわけで、死にたいにもいろいろある。
私はあなたの死にたいを否定しません。どうか死にたいに支配されないでほしいと思います。
死にたいと思うことはいけないことではありません。
死にたい気持ちがあるからこそ、残された人生を考え、生き方について見直すこともできます。
死にたい気持ちがあるからこそ、それがお守りになる人もいます。
自分をこれ以上責めないでほしいです。死にたいまで行った人は責め切ったひとです。
もう責めなくていいんです。
おいしいものを食べて、心が落ち着く音楽をきいて、ゆっくり寝てみてください。そしてまた、朝日を浴びてみてください。ちょっとだけかもしれないけど、すっきりすると思います。
(^-^)☀
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