HSPは4種類に分けられます。HSPは人口の約20%(5人に1人)いると言われています。HSPの中の約3割がHSS型HSPです。人口でいうと6%いると言われています。
HSPの特徴について
生まれながらの特性で、情報を深く処理します。刺激を強く受けやすいということです。
病気ではありません。情報を深く処理することから、共感能力が高いと言われています。
HSS型HSPについて
※まったく同じ性格の人はいません。その特性・気質を持っていても、幼いころからの環境などにより特性が薄い人もいます。
音・光・匂いに敏感
車の音や室外機の騒音、ゲームセンターの騒音、時計の音、太陽光、蛍光灯の光、シャッターの光、PCやスマホの光、クーラーの匂い、動物の匂い、人の匂い(柔軟剤や香水、シャンプーなど)
私の場合、日光を浴びるのが嫌いです。特に雨上がりの太陽光が苦手です。まぶしすぎます。朝日もまぶしくて頭がガンガンしてきます。白い壁の空間にいるときも照明がまぶしいなと感じます。スマホやPCは基本的にブルーライトカット機能をオンにしています。モバイルバッテリーを持っているのですが、それを充電しているときに光が点滅します。その点滅の光がついていると眠れないです。
犬と一緒に住んでいるのですが、犬がウンチをすると匂いで誰よりも早く気づきます。家族が匂いに鈍感すぎるのか、私が敏感なのか、わかりませんがいつも私が気づいています。犬の近くにいる父が気づかないのが不思議です(;’∀’)
ドアのガラガラ、バンッ!という音、飛行機が上空を飛んでいるときの音が苦手です。飛行機の音は、近くに基地があるので日々騒音に悩まされているから苦手なのかもしれません。しかし、好きな曲や映画の音量は大きめにして聴いています。部屋のミシミシ・キシキシ音も苦手です。
退屈が苦手
私の場合、慣れてくると転職しようかなって考えちゃいます。今現在もそう思ってます。変化のない作業を毎回やっているので。。。
YouTubeも何かをしながら聞いたり見たりしてます。じっと見ると退屈で飽きてくるので、テレビを見ながらとか、ドライヤーをあてながらとか、何か作業しながら見ることが多いですね。お風呂に入るときも脳が退屈しているので、スマホを持っていってます。寝る前もスマホやテレビをみたりしてます。本当は見ないほうが入眠に効果的らしいのですが、何もしてないのが退屈でついつい何かしてしまいます。
私は一人っ子なので、小さいころから必然的に一人遊びができてました。なので一人で暇をつぶすのが今でも得意ですw
完璧主義
別れ話の文章を6時間ぶっ通しで、消したり書いたりしたことがあります。言いたいことは書けたか、誤字脱字はないか、質問したいことはないかなどをチェックして6時間かかりました。文章を書くのが苦手なのもあるかもしれません。
作業に集中するとお腹がすいていても中断しないことがあります。お腹がすいていることも忘れていたりします。
完璧にやろうとするととまらないですね。疲れてクタクタになってからやめるような始末です(;’∀’)
初対面の人との社交性が高い
初対面の人とは比較的社交的に話すことができます。しばらく経って慣れてくると、その人のことがどうでもよくなります。なのであまり関りを持たなくなります。
店員さんやお客さんと話すのは好きですが、職場の人、顔見知りの人や親戚、近所の人と話すのは苦手です。どうでもいい見知らぬ相手ほどラフに話せます(⌒∇⌒)
メール・電話が嫌い
メールは何度も打ち直したりして、時間がかかります。なのですぐ返信せず、だらだら先延ばしにしがちですw電話が嫌すぎて、体調が悪くても仕事に行ってました。シフトアプリなどに欠勤連絡機能があればわざわざ電話しなくても済むのに、と思います。
こういうことから、結果的にめんどくさいのでメールと電話は一切していません。
人の気持ちに敏感
相手の気持ちを察することができるのが良い点ですね。しかし私の場合、自分の思い込みだったりすることがほとんどですw 相手の本当の気持ちはわからないので。相手をガッカリさせてしまったのではないか、機嫌を悪くさせてしまったのではないか、など余計に悩みがちになります。しかし、自分は気に障ったこと言ったかなと思っていても、相手はなんとも思っていない場合がほとんどだったりします。気にしすぎて思考が鈍ってしまったら、運動をして脳に血液を送ってあげましょう。気分も脳もスッキリします。
映画を見て泣くタイプも人の気持ちに敏感な人といえます。私は家族愛系の(クレヨンしんちゃんなど)映画は感動はしますが泣いたりはしません。母から泣くなとしつけられたからかなと思います。
HSS型HSPの対処法
HSPは病気ではないので直すことはできません。しかし対処することは可能です。
刺激を受けやすく疲れてしまうHSPですが、私の場合、やりたいことが沢山あって行動するのですが、すぐ疲れてしまいます。今書いているブログもそうですし、YouTubeの動画編集、撮影も楽しいのですが疲れます。
私は集中してしまうとやめ時がわからなくなってくるので、時間を設けて休憩するようにしています。疲れそうな作業の場合、疲れ始める前に早めに休憩をとります。休憩内容は水分補給・伸び・横になる・何か食べる(お菓子など)
あとは好きなことを優先することにしています。基本が疲れやすい体質なので、嫌いなことから始めるとモチベーションがないまま作業することになります。ますます疲れがたまるいっぽうだと思うので、好きなことを優先して疲れをできるだけ溜めないように、作業をスタートさせるようにしています。最初から疲れてしまったらモチベーションがなくなるので。。
診断書はもらえるのか
HSPは病気ではありません。そのため、精神科や心療内科で診断書をもらうことはできません。
HSPであることを周囲に説明すべきか
HSPは病気ではありません。しかし、生活に支障をきたすほど自分の気質に苦しんでいる人も少なくないでしょう。そういう人はもしかしたら、自分に合わない環境に身を置いてしまっているのかもしれませんね。
HSPでない人やHSPについて認知していない人からすると、病気でないということで理解しにくいものだと思います。令和の時代になって、うつ病は甘えではないという認知が広がり始めましたが、まだまだ精神疾患・メンタルヘルスに対する理解というのが浸透してはいないのが現状です。
そのような世の中でHSPという気質について説明しても、相手からしたら結局どうしたらいいの?ということになりかねません。なので、私は周りの人に自分がHSPだと言っていません。もしも、理解してくれる人がいたのなら心救われることでしょう。
自分がHSPとわかることで、自己分析がしやすくなります。今ではHSP関連の情報もたくさん発信されていますので、検索してらいろいろな対処法を試すことができます。
なんだか一人で抱えて苦しいなと思ったら、同じHSPの人に相談を持ち掛けてみるのもいいかも知れません。同じHSPなので、いろいろな対策や工夫を知っているかもしれません。人に直接相談しにくい場合は、YouTubeでもHSPについての対処法を紹介しているチャンネルがあるので、チラッと覗いてみてください。
HSPの気質を持った人との交流会を行うようです
くのいちさん
HSPについての発信をしている精神科作業療法士の方です。
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